レンタカーは、免許を取って1年未満の初心者でも借りることが可能です。旅行先や友達同士でのドライブでレンタカーを予約し借りるとき、当日レンタカー会社に行って必要なものがなくて困ったことがある人もいるでしょう。受付で時間がかかりスムーズに出発できないことがないように、しっかり準備しておきたいですね。そこで今回は、初心者の人に向けてレンタカーを借りるときに注意するべきことや、基礎知識や当日の流れなどを解説していきます。

 

レンタカーは初心者も借りられる

 

レンタカーは免許を取得後1年未満の初心者でも、一部のレンタカー会社を除いて借りることが可能です。しかし、レンタカー会社によっては貸出条件があります。

 

貸出条件は、次のような場合が多いです。

 

・免許取得後6か月未満は貸出不可

・免許取得後1年未満は、同乗者に免許取得後3年以上の人がいること

 

ネット予約では貸出条件を記載していないことも多いため、わからない場合は事前に店舗へ問い合わせをして必ず確認しておきましょう。

 

レンタカーを初心者が借りるときの注意点

 

初心者の人がレンタカーを借りるときには、いくつか注意するべきことがあります。レンタカーを予約して、いざ店舗へ行って困ることがないようにしっかり準備しておきましょう。

 

初心者マークを準備する

 

初心者の人がレンタカーを借りるときは、事前に初心者マークを準備しましょう。車を運転するときに、免許取得後1年未満の初心者の人は、車両に初心者マークを貼ることが義務付けられています。そのため、レンタカーを借りるときにも必ず初心者マークを貼らなければなりません。

 

初心者マークの貸出の有無については店舗によって違います。また数に限りがあり、自分が借りるときに在庫切れをしている場合もあるため、持参することがおすすめです。

 

初心者マークが手元にない人はレンタカーを予約するときに、併せて初心者マークの貸出をしているか確認して、借りたい旨を伝えておきましょう。

 

運転しやすい車種を選ぶ

 

初心者の人がレンタカーを借りるときは、運転しやすい車種を選びましょう。なかには、好きな車に乗りたい気持ちもあるでしょう。しかし、慣れない車で運転をすることは、初心者ではない人が運転してもなかなか難しいです。

 

そのため、まだ運転に慣れない初心者の間は、軽自動車やコンパクトカーなどの小回りが利く車種を選ぶことをおすすめします。ワンボックスタイプやミニバンなど、大きい車は初心者の人には感覚をつかむまで難しいため、避けておくことが良いでしょう。

 

任意保険に加入する

 

レンタカーの利用料金には最低限の保険が含まれています。ただし、初心者の人が借りるときはそれとは別に、免責補償やNOCに加入することをおすすめします。

 

・免責補償制度……事故を起こしたときの自己負担（車両免責・対物免責）をおおよそ10万円程度免除できる。（※1日につき1,080円）

・NOC……ノンオペレーションチャージ。事故を起こしたときの自己負担（レンタカー会社への事故車の修理・清掃にかかった日数分の補償）が2,000円程度のみの負担になる。（※レンタカー会社では補償制度のオプションとして、500〜1,000円程度）

 

事故や思わぬ問題は、気をつけていても起こるものです。事故を起こしてから困らないように、任意保険には加入しましょう。

 

レンタカーを借りるときの基礎知識

 

初心者の人がレンタカーを借りるときは、レンタカー自体を借りることが初めての人も多いでしょう。そこで、レンタカーを借りるときにスムーズに借りられるように基礎知識を説明していきます。

 

クレジットカードを持参

 

レンタカー会社の支払いは、基本的にWeb決済かクレジットカードでの先払いになります。Web決済ではなく店舗での支払いの場合は、車を貸渡しのときに支払いをします。現金の取り扱いはしていないところがほとんどなため、クレジットカードを準備しておきましょう。

 

ETCカードの準備

 

高速道路を走る予定であればもちろん、予定がない場合でもETCカードの準備をしておきましょう。レンタカーを借りるときは、旅行やドライブなどで知らない道を走るケースが多いです。高速道路を走る予定がなくても渋滞していたり、急がなければならなくなったりしたときなど、高速道路を走る場面が出てくる可能性も十分にあり得ます。

 

慣れない運転のなかで料金所を前にお金の準備を慌ててするよりも、ETCを利用する方が安全です。もしものために、ETCカードは準備しておくことをおすすめします。

 

レンタカー会社によっては、料金を支払えばETCカードが借りられるところもあるため聞いてみると良いです。また、予約のときにレンタカーにETCが搭載しているのかを確かめておくことも忘れないようにしましょう。

 

ガソリンは満タンで返却

 

レンタカーを返却する前には、店舗の近くでガソリンを満タンにして返却します。ガソリンスタンドのレシートを提示しなければならない場合もあるため、レシートは取っておきましょう。

 

ガソリンを満タンにしないで返却をすると、走行距離からガソリン代が精算されることになります。この場合、実際のガソリン代よりも高い料金になることがあるため、気をつけなければなりません。

 

レンタカーを借りる当日の流れ

 

レンタカーを借りる当日の流れを簡単に説明します。

 

1.予約時間までに予約したレンタカー会社に向かう

2.レンタカー会社のカウンターにて受付

3.支払い

4.車体の確認

 

受付時には、運転免許証の確認と申込み用紙に必要事項を記入します。注意事項の説明があるため、しっかり聞いておきましょう。

 

支払いは、Web決済をした人やツアーなどに料金が含まれている場合以外は、出発当日に支払いをします。追加でオプションを付ける場合、オプション代の支払いもありますよ。

 

支払いが完了したら実際に借りる車へ案内してもらい、車体にキズ・へこみ・異常がないかスタッフの人と一緒に確認します。その後、操作方法の説明があり、問題なければ鍵をもらい出発です。

 

返却は時間までにしましょう。間に合わないときは必ず営業時間内にレンタカー会社へ連絡をしてください。

 

まとめ

 

運転免許の取得後1年未満の初心者の人もレンタカーを借りられますが、条件がある会社もあります。初心者の人が借りるときは、事前に準備しておくもの・注意点・基礎知識などをしっかりと確認して、当日困らないようにすることが大切です。

 

なにより安全運転が一番です。楽しい旅になるように長時間運転の場合は、途中で休みながら余裕を持って運転しましょう。

 

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