レンタカーを借りるときに、どのような車種にしようか悩む人は多いのではないでしょうか。車種といっても車に詳しくない人にはイメージしづらく、自分にどの車種が適切なのかいまいちよくわからないでしょう。レンタカーは、車体の大きさや排気量によって車種やクラスが分かれていてます。車体が大きく、排気量が多くなるにつれて料金も上がります。レンタカーを借りるときは、予算と自分のシチュエーションに合った賢い車種選びをしましょう。

 

そこで、今回はレンタカーを借りるときのシチュエーションに合わせた賢い車種選びのポイント・車種の特徴など、車に詳しくない人にもわかりやすく解説していきます。

 

レンタカーの車種（クラス）の特徴

 

レンタカー会社の一般的な車種に多少違いはありますが、大きく5つのクラスに分かれています。それでは、それぞれの特徴を紹介していきます。

 

軽自動車・定員4人（推定最大利用人数2、3人）

 

軽自動車クラスの特徴は、次のとおりです。

 

・小回りが利く

・初心者やペーパードライバーでも安心

・車内が狭い

 

軽自動車は小回りが利くため、駐車も難しくなく狭い道でも運転しやすいです。また、パワーが弱くスピードが出にくいため、初心者やペーパードライバーも安心して運転できます。

 

車体が小さいため車内も狭いのがデメリットですが、少人数の友達同士や家族との移動には十分といえるでしょう。街中を走ることが多い・移動距離が短い・低予算で抑えたい人におすすめです。

 

コンパクトカー・定員5人（推定最大利用人数3、4人）

 

コンパクトカークラスの特徴は、次のとおりです。

 

・小回りが利く

・軽自動車より車内が広く安定している

・女性にも人気の普通車

 

コンパクトカーは、軽自動車と同じく小回りが利きますが、車内が広いためより快適に乗れます。普段から運転している人で、小旅行・日帰りレジャー・高速道路に乗る場合におすすめです。燃費が良い車が多いため、ガソリン代を抑えられ女性からも人気が高いです。

 

セダン、ハイブリッド・定員5人（推定最大利用人数3、4人）

 

セダン、ハイブリッドクラスの特徴は、次のとおりです。

 

・安定性がある

・パワーの大きいエンジン

・音が静か

・長時間でも疲れにくいシート

 

セダン、ハイブリッドクラスは、安定性があり長時間乗っていても疲れにくいシートのため、高速道路のような長距離を走るときに適しています。また、音も静かなため、車内も快適に過ごせます。ビジネスシーンに使われることも多く、出張先の移動にもおすすめです。ハイブリッドカーは燃費も良いため、お財布にも優しいといえるでしょう。

 

ミニバン・定員6〜8人（推定最大利用人数5、6人）

 

ミニバンクラスの特徴は、次のとおりです。

 

・大人数で乗れる

・多くの荷物が入る

・車内が広い

 

ミニバンは、子ども連れのファミリー層やグループなど、大人数での利用に適しています。多くの荷物が入るため、旅行やレジャー目的で借りる人が多く、車内も広いため快適に乗れます。また、赤ちゃんのおむつ替えや車中泊をすることも可能で、幅広い使い方ができるでしょう。

 

ワゴン車・定員8〜10人

 

ワゴン車クラスの特徴は次のとおりです。

 

・8人以上乗れる

・主に仕事や引越しで活用

・トランクに大きな荷物が入る

 

ワゴン車は、自分で引越し作業をする場合や、大型マーケットで大きな家具などの買い物をするときにおすすめです。荷物の多い1人暮らしの人や2、3人家族の引越しであれば、十分入る大きさだといえるでしょう。また、急な仕事で必要になる場合に借りる人も多いです。

 

レンタカーの車種選びのポイント

 

レンタカーで車種選びをするときは、シチュエーションに合わせて選ぶことがポイントです。それでは次に、ポイントをご紹介していきます。

 

乗車人数、特徴に合わせる

 

レンタカーを借りるときは、運転手を含めた乗車人数に合わせて選ぶのは基本です。そのほかに、乗る人の特徴も考えましょう。同じ人数でも、体格や年齢によって快適さは違います。

 

例えば、軽自動車は車内が狭いためチャイルドシートが必要な状況で3人の乗車だと、後部座席の人はさらに狭くなります。6歳未満の子どもがいる場合は、チャイルドシートが義務付けされているため注意しましょう。

 

また、車体が小さいと揺れもあるため、年配の人や車酔いをする人がいるのかも考慮して決めると良いです。足腰が悪く車の乗り降りが難しい人には、車高の高い大きい車は危険なため避けておきましょう。乗車するすべての人が、快適に車内で過ごせるように考えて選ぶことがポイントです。

 

荷物の量や大きさを予想する

 

レンタカーを借りるときは、旅行やレジャーなどに使う物で、大きさや量はどのくらいになるか自分と同乗者の分を予想しましょう。スーツケース・ゴルフバッグ・スノーボード・釣り竿など、行く先や目的によっても違います。また、旅行先で購入した物が入るスペースを空けておくことも大切です。予想外にお土産が増える場合も多いため、十分なスペースがあると安心です。

 

荷物が多くなり、運転スペースが狭くなったり後方が見えなくなったりするのは非常に危険です。荷物が多くなる可能性が高いときは、ゆとりを持った大きさの車種を選びましょう。

 

運転スキルに合わせる

 

レンタカーを借りるときは、自分の運転スキルに合わせて選ぶことも大切です。自動車免許取得後1年未満の初心者の人・普段運転をしない人や苦手な人は、小回りが利いてスピードが出にくい軽自動車やコンパクトカーなどが良いでしょう。

 

普段車を運転している人や大きい車体のマイカーを持っている人も、いつもと違う乗り慣れていない車を運転することになります。そのため、不安な人はマイカーと同じか近いクラスの車種を選ぶと安心です。また、初心者の人や運転に慣れてない人は、オプションにある補償制度も利用しましょう。

 

好みに合わせる

 

レンタカーを借りるときに運転に慣れている人は、せっかくなので憧れの車や次に買おうか検討している車を選ぶと、より運転を楽しめるでしょう。レンタカー会社によっては、オープンカー・スポーツカー・外車などを取り扱っているところもあるため、デートにも喜ばれます。普段乗れない車に乗れることもレンタカーの醍醐味の一つといえるでしょう。

 

まとめ

 

レンタカーの車種を選ぶときは、乗車人数だけではなく、シチュエーションに合わせて選ぶことが大切です。一緒に乗車する人の特徴や年齢を把握し、荷物が多くなることを想定して、十分なスペースを取ることが大切です。みんなが快適に車内を過ごせるように配慮しましょう。

 

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