「レンタカーを返す時はガソリンを入れなきゃいけないの？」

「ガソリン満タンってどうやるの？」

 

レンタカーを借りることに慣れていない方は、レンタカーのさまざまなルールを知らない人も多いのではないでしょうか。

 

レンタカーを借りる場合、返却するときはガソリンを満タンにするのが基本です。給油できない場合は、店舗にて走行距離をもとに精算する方法もあります。

 

この記事では、レンタカーのプロが「レンタカーを借りる際のガソリン」について分かりやすく説明します。

 

レンタカーを利用する際に、ぜひ参考にしてくださいね。

 

レンタカーはガソリン満タンで返すのが基本

レンタカーを返却する際は、ガソリン満タンにしておくのが一般的なルールです。

 

レンタカーを借りる時点には、レンタカーのガソリンが満タンになっています。前の利用者が満タンにして返却した状態の車を使用するイメージです。

 

稀ではありますが、借りる時点でガソリンが減っていることもあるため、出発時にガソリンが満タンであるか確認するようにしましょう。

 

返却する時間になったら、近くのガソリンスタンドで満タンまで給油をして、レンタカー会社に返します。給油した証として、レシートは必ずもらってくださいね。

 

場所によっては、近くにガソリンスタンドがないこともあるでしょう。一般的には、ガソリンスタンドからレンタカー会社への距離が6km以内であれば、許容範囲として認められる場合が多いですよ。

 

また、レンタカー会社によっては、ガソリンスタンドを指定される場合もあります。借りる際に、スタッフの説明をしっかりと聞くようにしましょう。

 

ガソリンの給油ができない場合

状況によっては、ガソリンの給油ができない場合もあるかもしれません。そのような場合はどうなるのでしょうか。

 

走行距離にて精算

ガソリンが入れられなかった場合は、走行距離を基準に精算されます。

 

レンタカーでは、店の出発時と返却時に走行距離メーターを確認するのが一般的です。

 

「返却時走行距離ー出発時走行距離＝利用走行距離」として計算し、店舗にて精算を行います。

 

店によっては、返却時に利用者がガソリン満タンにするのではなく、店舗で精算するよう決められている場合もあるため、借りる際にチェックしておきましょう。

 

ガソリン満タンにするより高くなることも

走行距離による精算では、利用者がガソリン満タンで返却するよりも、料金が高くなる確率が高いです。

 

走行距離精算では、距離に対しての基準単価を掛ける形で計算していますが、一般的なガソリン単価よりは基準が少し高めに設定されています。これは、レンタカーの従業員がガソリンスタンドに出向くコストが考慮されているからです。

 

一方、山道や高速道路など燃費の悪い状態で走行した場合は、走行距離精算の方が安くなる場合もあります。

 

燃費の悪い場所では、ガソリンを多く使用するため、走行距離をもとに一定の燃費で計算する方がお得になる可能性があるからです。

 

一般的には、ガソリン満タン返却の方が安く、燃費の悪い走行の場合は、走行距離計算の方がお得と考えておけばよいでしょう。

 

ガソリン満タンの給油方法

ここでは、レンタカーのガソリンを満タンにする給油方法と注意点について説明します。

 

給油は満タンの合図で停止

セルフサービスの場合

セルフサービスの場合は、以下の手順で行ってください。

 

1.ノズルを止まるところまで入れる

2.「カチッ」と音がして一度停止したら引きあげる

3.燃料キャップを閉める

 

「カチッ」と音がして一時的に停止した状態が、ガソリン満タンの合図となります。

満タンとなったとしても数リットルは追加できますが、そのような継ぎ足し給油は行わないよう注意してください。

 

スタッフによる給油の場合

スタッフが給油してくれる場合は、「レンタカーであること」を伝えるようにしましょう。そうすることで、ガソリンを満タンの状態で止めてくれます。

 

給油する上での注意点に留意する

給油する上では、ガソリンの種類を間違えないように注意してください。

 

赤はレギュラー、黄色はハイオク、緑は軽油となっており、間違えてしまうと車の故障につながる可能性があります。

 

ガソリンタンクのカバーを開けたキャップの周辺にガソリンの種類は書かれていることが多いですが、不安な場合は、レンタカー会社のスタッフに借りる際に確認しましょう。

 

ガソリン代を節約する方法6選

ガソリンの消費はなるべく少なくしたいですよね。

ここでは、ガソリン代の節約につながる6つの方法を紹介します。

 

1.アクセルとブレーキは適度に

アクセルとブレーキは、適度に使用し、一定の速度を保って運転するようにしましょう。

 

一定の速度である方が、燃費の効率がアップし燃費を改善できます。アクセルはゆるやかに踏み込み、ブレーキもなめらかに踏み込むのがおすすめですよ。

 

2.急発進・急加速をしない

急発進・急加速をしないことは、燃費を改善することにつながりますよ。

 

急発進や急加速をすると、エンジンは多くの熱を生みます。熱を冷やすために、燃料を消費するため、エンジンに負担がかかってしまうのです。

 

アクセルやブレーキは、ゆるやかに踏むようにしましょう。

 

3.エンジンブレーキを使う

エンジンブレーキを使うことで、ガソリンの消費量が減ります。

 

エンジンブレーキを使うと、エンジンにガソリンが供給されないため、燃費の向上につながるのです。

 

車を停止する際には、早めに足をアクセルから離し、エンジンブレーキによりゆるやかにスピードを落としましょう。

 

4.重い荷物を載せない

重い荷物は乗せれば乗せるほど、燃費を悪くすることにつながります。

 

必要なもの以外は乗せないようにし、荷物はできるだけ車の中央に積むようにすると、運転がしやすくなりますよ。

 

5.事前にルートを考えておく

事前にルートを考えておけば、ガソリンと時間の節約にもなります。

 

道に迷えば、迷う分だけガソリンを消費してしまいます。

 

ルートを調べておくだけでなく、渋滞情報なども確認しておくとよいかもしれません。

 

6.冷房の使用を控える

冷房の使用は最低限にしておくことで、燃費が良くなります。

 

冷房はエンジンの動力を使用して動いているため、使用すると燃費が悪くなってしまうのです。

 

一方、暖房は燃費への影響がほとんどないため、安心して利用してください。

 

まとめ

この記事では、レンタカーを借りる際のガソリンについて、詳しく説明しました。

 

レンタカーを返却する際は、ガソリンを満タンにして返却するのが一般的です。給油できない場合は、レンタカー会社にて走行距離による精算がされます。

 

また、ガソリンを節約する走り方をすることで、ガソリン料金を抑えられるでしょう。

 

レンタカーを借りる前に、ガソリンについては確認しておくことが大切です。