「レンタカーに年齢制限ってある？」

「初心者がレンタカーを借りる場合に気をつけることを知りたい」

 

自分の車を持っていない場合に気軽に借りられるレンタカー。未成年の初心者や高齢者ドライバーの場合、年齢制限があるのか気になる人もいるのではないでしょうか。

 

レンタカーを利用する際に、年齢制限を設けている会社はほとんどありません。ただし、初心者については、借りる上での制約がある場合もあります。

 

そこで今回は、レンタカーにおける年齢制限や、初心者と高齢者が利用時に注意する点について、徹底解説します。

 

レンタルを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

レンタカー利用に年齢制限はある？

レンタカーは、有効な運転免許を保持していれば、基本的に年齢制限なく利用可能となっています。

 

運転免許は満18歳から取得でき、年齢によって失効するものでもないため、年齢制限を設けられないのです。

 

ただし、一部の会社では、事故のリスクを避けるために年齢制限がされていることがあります。ほとんどの会社では設けられてないものの、借りる際は念のため確認するようにしましょう。

 

年齢制限はないものの、初心者や高齢者には借りるうえでさまざまな条件が付くこともあります。

 

会社によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

 

初心者がレンタカーを借りる際の注意点5つ

ここでは、初心者がレンタカーを借りるうえで注意しておくべきことを、5つにわけて説明します。

 

1.初心者のみに適用される制約がある 

初心者ドライバーには、初心者限定の規約を作成している会社が多いです。

 

たとえば、免許を取得してから一定の期間は、免許取得後3年以上が経っている同乗者が必要となっています。「一定の期間」については、会社によって異なり、3か月から1年未満程度です。

 

同乗者が必要なだけでなく、借りられる車種が限定されている場合もあります。

 

会社によってルールはさまざまであるため、予約の際はホームページを読み、店舗に初心者である旨を連絡するようにしましょう。

2.免責補償とNOCに加入する 

初心者が借りる場合は、本来の保険に追加可能である免責補償とNOC（ノンオペレーションチャージ）に加入するのがおすすめです。

 

免責補償とは、事故を起こした際の自己負担額をゼロにできるものです。

 

プランには一般的に保険料が含まれているものの、事故を起こした場合は最大10万円ほどの自己負担額があります。免責補償に加入することで、その金額が免除されるのです。

 

NOCとは、事故で車を修理に出し、営業できない場合に店舗へと支払われる補償料となります。加入しない場合、修理代や清掃代などの料金を請求されることがあります。

 

免責補償とNOC両方に加入したとしても、一日あたり1500円ほどであるため、安心のためにも加入しておいた方が良いでしょう。

 

3.初心者マークは持参する 

初心者マークは自分で持参しましょう。

 

免許取得から1年以内は、初心者マークをつけることが義務付けられています。

 

また、店舗には用意されていない場合がほとんどであるため、忘れないように持っていってくださいね。

 

4.余裕を持ったスケジュールで運転を行う 

レンタカーの利用では、返却時間が決まっているため、スケジュールに余裕をもって運転することが大切です。

 

車の運転に慣れず、返却時間に間に合わないからと急いでしまうと、事故のリスクが高まります。

 

急がずとも返却時間に十分間に合うよう、あらかじめ余裕を持ったスケジュールを立てるようにしましょう。

 

5.事故を起こした場合の対応方法を学んでおく 

事故を起こしてしまった場合の対処法をあらかじめ覚えておくことが重要です。

 

万が一事故に巻き込まれた場合、正しく対応できるよう、事前に学んでおきましょう。

 

事故の際の対応方法

1．負傷者の救護を行う

2．警察へ連絡する

3．レンタカー会社へ連絡する

 

負傷者がおらず、事故が小さなものであったとしても、警察とレンタカー会社への連絡はしてくださいね。

 

高齢者が借りる場合に注意することは？ 

続いて、高齢者が借りる場合の注意点を説明します。

 

高齢者マークを付ける 

70歳以上の方は、高齢者マークを付けるようにしましょう。高齢者マークの表示は義務付けされてはいないものの、周囲の車に高齢者であることを示す大切なしるしです。

 

また、レンタカー会社によっては、高齢者マークを表示しない場合はレンタルを拒否することもあります。

 

高齢者マークは初心者マークと同様に、店舗では用意されていないため、自分で持参するようにしましょう。

 

こまめに休憩を入れながら慎重に運転する 

普段とは違う車を運転するため、定期的に休憩を入れながら、慎重に運転しましょう。

 

長時間運転していると、疲れたり反射神経がにぶったりする可能性があります。休憩を取りながら、時間に余裕をもって運転するように心がけましょう。

 

初心者や高齢者に向いているレンタカーの選び方　

ここからは、初心者や高齢者に向いているレンタカーの特徴について紹介します。

レンタカーの車種は予約時に選べるため、以下を参考に選んでみてください。

 

マイカーに似ている 

普段運転しているマイカーと似たタイプの車種を選ぶと安心です。車によって、操作方法やアクセルやブレーキの位置が異なるため、間違えて操作してしまう可能性があります。

 

可能であればマイカーに近いものを選び、出発前に操作方法を入念に確認するようにしましょう。

 

乗り降りがしやすい 

高齢者の場合は、乗り降りのしやすい車を選ぶことも大切です。高齢になるにつれて、下半身の筋肉は減少するため、乗り降りが大変な車は足に負担がかかります。

 

なるべく低かったり、アシストのあったりする車種を選ぶことをおすすめします。

 

軽自動車

小回りがきく軽自動車を選ぶと運転しやすいですよ。

 

軽自動車は、細い通路での走行が行いやすく、駐車もしやすいため初心者には特におすすめです。また、大きい車よりはスピードが出にくいため、急発進や急加速などのリスクも減らせます。

 

サポート機能が付いている 

自動ブレーキや警告音などのサポート機能がついている車種がある場合は、積極的に利用しましょう。

 

他の車や歩行者との接近で警告音が鳴ったり、緊急ブレーキが作動したりと、ドライバーをサポートする機能がついているレンタカーを扱っている会社もあります。

 

慣れない車であっても、安全な運転をするために、積極的に利用してみましょう。

 

まとめ　

今回は、レンタカーの年齢制限に関することや、初心者や高齢者が借りる上で気をつけるべきことについて説明しました。

 

レンタカーの利用で年齢制限を設けている会社はほとんどありません。

 

ただし、初心者や高齢者においては、借りるうえでのルールがある場合もあるため、予約時に店舗へ確認することが大切です。

 

この記事を参考に、レンタカーでの安全な旅をお楽しみください。